この記事は2020年9月29日に書かれたものです。
先日、「ライバルの値下げ競争には付き合うべきか?」というお話をしました。
今回はそれに対しての補足的な内容をお話ししていきます。
・積極的な値下げは全く問題なし!
・安い商品の場合は購入者の質が下がる場合も…?
利益は利益単価×回転で考える
利益の考え方は「利益単価×回転」です。
利益単価10000円のものが1個売れても、
利益単価1000円のものが10個売れても、
利益としては同じ10000円です。
この考え方を、値下げすることを考えている場合にも利用してみましょう。
たとえば、
だいたい月に1個売れるであろう、1個あたりの利益単価が10000円の商品を、
値下げして利益単価が5000円の価格に値下げしたとします。
そうすることで月に2個以上売れるようになるのであれば、
値下げすることによる効果はありますし、
3個以上売れるのであれば間違いなく値下げした方がいいです。
値下げをすることでその商品が売れたときの利益単価は当然ながら下がってしまいます。
しかし、値下げする(利益単価を下げる)ことで回転が良くなるのであれば、
値下げするという選択は非常に有効な手段になります。
そうなりそうな見込みがなかったり、
まだ状況を把握しきれていないというのであれば、
安易に値下げに付き合うことはおすすめしません。
積極的な値下げは全く問題なし!
利益単価×回転で考えて結果として利益が大きくなることが見込める場合や、
買付先のショップに在庫がたくさんあるので在庫切れの心配はなさそう、
手元に在庫を持っていて資金回収を早めたい!
などといったような利益以外のところで早く売った方がいいというケースもあります。
そういった場合に値下げをすることで早く売れる可能性を高めることができます。
このような値下げは大いに実行するべきです!
安い商品の場合は購入者の質が下がる場合も…?
これは少し個人的な意見ですが、
値下げ競争に細かく付き合っている場合や、
低価格帯のブランドの商品のページには、
「質の低い購入者」がお問い合わせしてくる確率が上がるような気がします。
「質の低い購入者」というのは、
「どうしてこんなに安いのでしょうか?」「買付先前に購入証明は発行できますか?」
「〇円即決で購入できますでしょうか?」
といったお問い合わせをしてくるような、「ちょっと厄介な購入者」です。
出品者は、当然購入者が不安にならないように最大限配慮することが大切なのですが、
あまりにしつこかったり、
面倒なお問い合わせが多いと少しイヤな感じがありますよね。
そして、何度もやり取りしたけど結局受注には結びつかないといったことも多いように感じます。
まとめ
商品ひとつあたりの利益単価が下がったとしても、
回転が上がって売れる数が増えるのであれば結果として利益が増えることになります。
利益単価と回転ができるだけ高いバランスで売れていくことが、
商品のポテンシャルを効率よく発揮できている状態です。
商品ごとにそれぞれどんなバランスで売っていくのがいいか、
試行錯誤してみましょう!
今回は以上です!
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