過去に日本政策金融公庫の借入に失敗した話【体験談】

先日、政策金融公庫に

「新型コロナウイルス感染症特別貸付」の融資枠で、

借入の申し込みをした話を記事にしました。

コロナ融資では何とか融資を受けることができたのですが、

実は、私はこれ以前に政策金融公庫に借入の申し込みをして失敗しています。

しかも2度も(笑)

今回はその時の話をしていこうと思います。

1度目の借入失敗

1度目の借入は、

現在のBUYMA(バイマ)のアカウントを登録してから10カ月ほど経過した、

2019年の11月ごろでした。

しだいに売上も伸びていき、

ちょうど年末ということもあって、

買いたい在庫が増えてきたのに対し、

カードの限度額や資金繰りが厳しくなりそうな状況でした。

日本政策金融公庫の存在は知っていたのですが、

「自分にはまだまだ先の話だろう…」と思っていました。

ちなみにその時の月別売上は、

8月　796,900円
9月　3,995,600円
10月　4,171,900円
11月　6,384,400円

といった感じでした。

そんな状況をBUYMA(バイマ)のスーパーコンサルタントである、

エスノさんに相談したところ、

「そろそろ本格的に借入を検討してもいいかもしれませんね」と、

背中を押していただいたこともあり、

コロナ融資のときと同じ、「日本政策金融公庫」に

「新創業融資制度」の融資枠で借入を申し込むことにしました。


エスノさんのブログはこちら：http://steermylife.com/

1.借入のための準備

「よし、借入しよう！」と

意気込んだのはいいものの、

これまで私は借入をしたことがなかったので、

どのように準備を進めればいいのか全く分かりませんでした。

ひとまず日本政策金融公庫のHPを確認して、直接電話もして、

必要な書類を準備しました。

買いたい在庫がかなり多い時期で、

時期的にも売れやすい時期だったので、

借入の希望額は1000万円にしていました。

あとは、売上的にもこの金額で問題ないだろうという謎の根拠と、

「おそらくほとんどの確率で減額になるだろう…」

と思っていたので、ちょっと多めにしていました。

返済期間についても、

長めにすると、追加で借入する際に不利に働くと思い込んでいたので短めに設定していました。

今考えるとこれはあまりにも無謀だったんですかね(笑)

なんせ開業して間もない人が、

いきなり「1000万円貸してください！」と言っているわけですからね…

当時はそれでもいけると思っていたのですが。

まあ、今もですけど…

書類を公庫に郵送して、

3日ほど経ってから「面談の日程を決めたい」ということで電話がかかってきて、

面談の日時が決まりました。

2.公庫の担当者との面談

面談の担当者は若い女性の方でした。

おおまかな話しの流れとしては、

私が活動しているBUYMA(バイマ)とはどういうものか？

どのように利益が発生しているのか？

売上や利益はどのくらいか？

などといったような「BUYMA(バイマ)に関すること」を聞かれ、

次に、「私のこれまでの経歴や預貯金額などの資金状況」を聞かれました。

そして、「借入金はどのように使っていく予定か？」

あとは、提出した資料について、

担当者が質問してきたことに答えていく感じでした。

面談を終えての率直な感想は、

「ひとまず借入はできるだろう」という感じでした。

担当者の方も面談時に、

「さすがに1000万円からは減額になるかもしれませんが、ゼロにはならないと思います」

と言っていたこともあり、

「まあひとまず面談が終わって良かった」

という感覚で面談が終了しました。

3.面談終了後の電話

面談が終了してから数日後、

公庫の担当者から何度か電話がかかってきました。

合計で4回だったと思います。

電話のたびに「審査結果の連絡かな？」と思っていたのですが、

「融資の審査にあたって追加で何点かお伺いしたいことがございまして…」

とのことでした。

質問の内容は、

・前職、BUYMA(バイマ)歴、経営歴(どういった事業をやっていたか？)
・仕入れ先の名前、買っている商品はどんなものか？
・両親の職業、年収、何かあった場合には援助してくれるのか？
・カードは何枚持っているのか？それぞれの限度額はいくらくらい？
・カードの利用頻度はどのくらい？
・銀行口座の数、それぞれの預貯金額はいくら？

といった感じでした。

一度ですべて聞いてくるわけでもなく、

何度も電話されてはこと細かに質問してくるのでかなりイヤな感じでしたが、

「答えない」というのは良くないと思ったので可能な限り質問には答えました。

なかには「それ聞く必要あるの？」といった内容の質問もありましたが…

電話してくる担当者は面談のときと同じ方だったのですが、

追加で質問してくる際に決まって「上のものから質問するように言われまして…」

という言葉を言ってきました。

面談の際にも、うすうす感じてはいましたが、

担当者がまだキャリアの浅い方だったようでした。

私は追加での質問にもすべて答えて、

審査の進捗の状況を聞いたところ、

「可能な限りゼロにはならないように努力致しますので…」

という返答だったので、

私は、なんとかしようとはしてくれているのだと思っていました。

4.公庫から再び電話

追加質問での最後の電話があってから2日ほど経って、

また公庫の担当者から電話がかかってきました。

電話の内容は、

「現在まだ審査中ではありますが、100～200万円での融資となりそうです。」

「結果が決まり次第すぐにご連絡致します。」

といった内容でした。

私は公庫との取引の実績がまだなかったということもあり、

ひとまず取引実績を作りたい！

だから今回は、減額はもちろん借入ができればOK！という気持ちだったので、

それを聞いて少し安心しました。

5.審査結果は…？

前回の電話から2日後、

再び公庫から電話がかかってきました。

私はすぐに「審査結果の報告だな～」と思って電話に出ると、

案の定「審査の結果が確定致しました」との連絡でした。

そして、審査結果は…

「今回のご融資は残念ながらお見送りとなってしまいました…」

そう、つまり失敗です。

借入ゼロです！

私は驚きを通り越して笑いそうでした。

おいおい、それではあのえげつない追加質問の量や、

「100～200万円での融資となりそうです。」

といった話は何だったのか？？

そして、

「ご融資は残念ながらお見送りとなってしまいました…」って

なってしまいましたというか、

そうしたのはあなた方ですよね？(笑)

と言いたいところでしたが、

それを言っても仕方がないのは分かっていました。

ただ、さすがに私は全く納得がいかないので、

見送りになった理由を聞いたところ、

「開業されてからまだ日が浅いですし、取引実績もございません。

売上は出ているようですが、申し込み金額も大きいですし…総合的な判断で」とのこと。

「まあ、今はたまたま調子がいいだけなのでは？」と言いたそうな感じでした。

ひとまず減額は覚悟していたものの、

ゼロになるとは思っていませんでした。

というわけで、

私の1度目の借入申し込みは失敗に終わりました。

2回目の借入にチャレンジ

前回失敗した際に、

ある程度期間を開けないと再度申し込みすることはできないのか？

申し込みしたとしても不利に働くことはないか？を確認したところ、

特に影響はないとのことだったので、

2020年の1月ごろに、

2度目の借入にチャレンジしました。

前回の融資が見送りになった最大の理由は、

「借入の希望額が大きすぎる」ということだったので、

希望額を500万円、返済期間も少し長めにして再チャレンジしました。

というか公庫との取引実績や開業してからの期間はどうしようもなく、

そこくらいしか改善できるところがなかったので(笑)

前回と同じように、

書類の準備や面談の日程が決まっていき、

2度目の借入申し込みの面談に進みました。

1.2度目の面談

面談の担当者は男性の方で「課長代理」の役職の方でした。

前回の面談からそこまで期間が開いていないということもあって、

多少は引継ぎがされているようで、

比較的スムーズに面談は進んだように思いますが、

今回も「借入の申込額が少し多いですね…」とちょっと気にしている感じでした。

そして、カードの利用明細も見られたのですが、

それをみるとさらに険しい表情、

そして微妙な空気になっていきました。

2.2度目の借入審査の結果は？

面談終了から2日後で電話がかかってきました。

結果は「今回も融資は見送り」のことでした。

面談終了時点でなんとなくダメそうな気もしていたのですが、

結果の連絡が早すぎてビビりました。

またしても借入ゼロでした！

前回同様、見送りとなった理由を聞いたところ、

否決の最大の理由は、

「借入の申し込み金額＆カード利用の金額が大きすぎる。

カードの利用は借入をしているのと一緒なので、

両方合わせるとかなりの金額になる。」

ということでした。

そのほかの理由としては、

・安定した利益が見込みづらい
・前回の借り入れから日数が経過していないので少し引っかかっている

そして、「ぶっちゃけBUYMA(バイマ)は参入障壁が低すぎて何とも言えないんですよね～」

ということでした。

それを聞いて私はだいぶイラっとしましたが、

文句言っても今後に響きそうで嫌なのでガマンして終了しました。

こうして私の2度目の借入申し込みも失敗に終わりました…。

まとめ

今回は私が以前借入に失敗した話について、

お話ししました。

今思うと多少無謀だったのかもしれませんが、

さすがに2回続けて借入ゼロというのはなかなか珍しいと思います。

特にカードやケータイ料金の遅延など、

信用情報に問題があるような心当たりもなかったですし。

現在は何とか借入できて良かったです。

今回は以上です！

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それでは！